プライム ライフ テクノロジーズ

INTERVIEW

BLP南栗橋インタビュー

インタビューさせていただいた方
青木 毅彦さま(左)/尾形 浩さま(中央)/森田 圭さま(右)
お立場
東武鉄道株式会社 生活サービス創造本部 沿線価値創造統括部 用地開発・分譲事業担当
——沿線価値創造統括部 用地開発・分譲事業担当の部署のお役目と、BLP南栗橋に関わられた経緯についてお教えください。

尾形さま 沿線価値創造統括部は暮らしにかかわることをさまざまに行っていますが、南栗橋地域では30年以上にわたり分譲戸建事業に携わっています。東武グループで南栗橋エリアに約35haの土地を所有しておりましたが、この30年間で約700区画ほど戸建用地分譲を終えています。

BLP南栗橋は9.6haあり、野球場が2つ入るほどの広さの土地です。50年間以上東武鉄道が保有しており、分譲マンションや中高層住宅用地として計画していましたが、都心回帰現象によりマーケットが厳しくなり、マンションを建てられない状況でした。

この9.6haの土地の活用方法を模索する中、以前からお付き合いのあったプライム ライフ テクノロジーズグループのトヨタホームさんにお声がけいたしました。

1.行政(久喜市) 2. 鉄道(東武鉄道) 3. ハウスメーカー(トヨタホーム) 4. 商業(イオン) 5. 大学(早稲田大学 小野田研究室)の5者が連携し、住宅、商業、公園、生活利便施設など、エリア全体を一体的に開発するというスキームで、私たち東武鉄道としては、保有土地を活用しながら沿線の価値をあげていくことにチャレンジをするという大きなプロジェクトでした。

この産官学5者連携によるまちづくりは久喜市のご協力もあり、非常に順調に進んでいます。「BLP南栗橋スマートヴィラ」では電柱が地中に埋設され、電柱のないきれいなまちなみが広範囲に実現しています。

——今回のプロジェクトを通じて、鉄道会社としてのまちづくりに関するお考えも変わられたのですか?

尾形さま はい、東武鉄道としてまちづくりをするのだから、鉄道会社らしいまちづくりをしようということになり、駅舎のリニューアルだけでなく、南栗橋駅に特急を停めることも行いました。

鉄道会社は鉄道を走らせるだけの会社ではなく、沿線価値を高めることがその重要なミッションです。沿線の魅力を高めて定住化を促進することが、鉄道利用人口の増にもつながるのです。

今後も我々が念頭に置くべきは、マーケットがない中でいかにマーケットを作るか、という点だと感じています。その意味では今回のプロジェクトは1つのモデルケースになったと考えています。

森田さま 鉄道会社はまちを開発して終わりではなく、沿線に住み続けていただくことが大事です。地域住民の方々とは長いお付き合いになるため、BLP南栗橋では入居者を非常に大事にしています。

イベントを定期的に行うなど入居者にどう楽しんでいただけるかを常に考えていますが、販売センターにお越しになるお客さまにもその姿を見ていいまちだな、と感じてもらえていると信じています。

トヨタホームさんも同じベクトルで物事を見てくれており、家を売って終わりではなく、入居者の方を大事にしてくださっているのがありがたいです。

青木さま BLP南栗橋の特長の1つが鉄道連携です。東武の歴史の中でもこれだけ鉄道と連携したことはありませんでした。その象徴として、このまちのお披露目会において634型という特別臨時列車を運行しました。

この634型は定期運行がなく、特別な日にだけ運行する列車です。

スカイツリーの高さに合わせた名称ですが、車内シートが窓側に向いていて、天井近くのアールがかかっているところまで全部ガラス張りになっているため、景色を楽しんでいただきながら走行できる特別な車両です。

まちのお披露目時に浅草から南栗橋に行くイベントを2日にわたり行いましたが、久喜市の市長がわざわざ浅草までお越しになり、他のご家族連れと一緒に楽しみながら南栗橋まで乗っていってくださったことが非常に印象的でした。

その後も南栗橋駅の駅員がBLP南栗橋のスタンプラリーの記念品配布に有志で参加してくれるなど、社員同士が担当業務を超えて連携する意識がこの機会に高まりました。

——久喜市ともよい関係が築けているのですね。今回のプロジェクトは産官学5者が連携されましたが、やはり行政との関わり方が一番のポイントになるのでしょうか?

尾形さま はい、産官学連携協定を結んでまちづくりをしていく中で欠かせないファクターは行政です。行政ごとに色が違うということもありますが、担当される方によってまったく変わってしまいます。

BLP南栗橋の場合は、ご担当いただいた久喜市の課長さまがとても意欲的で、精力的に意見交換やアイデアをいただくことができました。また、市長が積極的で、新しいまちづくりにチャレンジできたことは素晴らしいと思います。

今回エリア内の公園や遊歩道を整備するための国からの補助金獲得などはすべて久喜市のご担当領域でしたが、ご担当者が熱意をもって動いてくれたことでプロジェクトが前に進みました。ボトムアップ型でまちづくりが成功した1つの成功事例と言えると思います。

今後まちづくりを推進される方は、行政の中で熱い心を持った方をいかに見つけていくかがポイントになるのではないでしょうか。

また、トヨタホームさんとパートナーシップを組めたことも大きかったです。

BLP南栗橋を展開するにあたって重要視したのは、一緒に地域の発展を考えてくれるようなパートナーと組むことでした。

トヨタホームさんはハウスメーカーとして1棟でも多く家が売れればいいという考えではなく、エリア全体の価値を上げるという視点を持ち、同じ船に乗ってくれる素晴らしいパートナーです。今回のプロジェクトが成功裏に進められているのは、トヨタホームさんと組めたからと言っても過言ではありません。

今では他のエリアでも共にプロジェクトをやらせていただいており、いろいろな共同事業につながっているのはありがたい限りです。

今後もぜひ連携してさまざまなプロジェクトをさせていただきたいと思います。

——今日はありがとうございました。
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